牡牛座について-自己価値の育成

牡牛座の要素

星座の性質は、その星座が持っている「要素」の組み合わせで考えてみると、理解しやすいです。
この「要素」というのは、

  • 男性サイン/女性サイン
  • 火サイン/地サイン/風サイン/水サイン
  • 活動サイン/不動サイン/柔軟サイン
  • 個人的/社交的/普遍的

です。

牡牛座の持つ要素は、以下のとおりです。

  • 女性サイン
    • 陰陽の「陰」であり、エネルギーを内側に溜めこみます。
  • 地サイン
    • 「感覚タイプ」に分類されます。自分の肉体の感覚をもって、ものごとを物質的に把握し、処理します。現実性や持続性、安定性を司ります。
  • 不動サイン
    • すでにあるものを維持し、価値を積み重ねていきます。
  • 個人的
    • 「自己の育成」「この世界で生き延びること」に意識が向かいやすいです。

これらの要素を組み合わせてみると、「自分がすでに持っているものを把握し、それに集中して取り組む」みたいな感じになります。
焼肉屋さんで、お肉を七輪の上に並べ、集中力を発揮して焼き加減を慎重に見はからい、絶妙なタイミングで自分の取り皿に取って、お好みのタレを絡ませる――なノリです。
ちなみに、星座の性質は、厳密に言語化する必要はないです。時と場合に応じて、都度牡牛座について語る言葉を選んでいきます。牡牛座はなんとなくこんな感じ!というのがつかめていれば、いろいろな言葉で牡牛座を表せるようになるはずです。それが自身の価値観の構築につながります。
…などと牡羊座の記事で書いた内容を微妙に改変しつつコピペしてみましたが、そんなに的はずれな発言ではない…はず…。

2番目の星座

牡牛座は12星座の2番目の星座です。
1つ前の牡羊座は、まだ肉体というもののない、魂だけの状態でした。牡羊座が自己をはっきりと認識できるようになると、生まれたばかりの魂は受肉し、牡牛座の領域へと到達します。

スピード命でつっ走る(そしてすぐに力尽きる)イメージの牡羊座に比べると、牡牛座はずいぶんとのんびりとしていそうなイメージがあるのではないでしょうか。
重たい肉体をまとうようになった牡牛座が、牡羊座のようにノリと勢いだけで思い立った瞬間に行動するのは難しいのも、なんとなく理解できることかと思います。

1つ前の牡羊座は、まだ受肉をしていないがために、なにかしていないと「自分がここにいる」ということを実感しづらい面があります。いくら元気でも、強い風が吹いたら消えてしまいそうな不確かさと隣合わせです。
ですが、牡牛座には肉体があります。常になにかをしていなくても、質量を伴った肉体があるからこそ、自分がそこにいるという実感を得るのはたやすいです。また、自分を見失ったときでも、お腹が空いたり、眠くなったりすることで、自分の生を感じ取り、自分を取り戻していけるのです。
ゆえに、牡牛座のテーマは、肉体……もとい自分が持って生まれたものの価値を知り、育み、実感してゆくことになります。

自分の資質と価値観

支配星からも、星座の性質を考えてみましょう。
牡牛座の支配星は「金星」です。
金星は「資質」や「価値観」、「対人関係」を司ります。
牡牛座の場合、金星の「資質」「価値観」の部分が強く出ています。

牡牛座が自分の肉体をはじめとした「すでに持っているもの」に取り組む上で、その資質を知ることはなによりも大事です。
その資質がなんなのか知った上で、それに合った訓練や実践を重ねることで、なにがあっても揺らがない「私」を手に入れることができるのです。

一方で、だれかの声に影響され、自分がすでに持っているものを手放し、自分の持っていないものを追い求める…。それは牡牛座のひとにとってとてもつらいことだし、成果の出しにくいやり方かと思います。
なので、牡牛座に天体を持つひと、特に「太陽」や「月」が牡牛座のひとは、自分の資質についてちゃんと知っている必要があります。
たとえ牡牛座になんの天体がない場合も、創作活動をしているひとは、自分の資質を知り、育ててゆく必要があるのではないでしょうか。
作品を生み出すということは、「自分の資質」というカタチのないものを、受肉させる作業に他ならないからです。
創作活動は「火の星座(牡羊座)」から「地の星座(牡牛座)」への、変化の過程とも言えますね。

また、牡牛座は「自分の価値観」を明確化させる星座でもあります。
「自分の価値観」というものを知るためには、「自分がなにが好きで嫌いか」をしっかりと把握している必要があります。
そのためには、自分が手に入れたものをじっくりと味わい、それが自分にとって心地よいものかどうかを判断していかなければなりません。
1つ前の牡羊座の火星で獲得したものを、牡牛座でちゃんと受け止め、五感を駆使して獲得したものについて知り、所有の実感を満たすのです。
「笹食ってる場合じゃねえ!」の牡羊座とは違って、牡牛座はその場でじっくりと草を食べる必要があります。草おいしーなーともぐもぐしてこその牡牛座です。

物理的に感覚を満たしてナンボ…ということで、牡牛座は快楽の星座でもあります。
快楽というと堕落がつきもののようですが、ちゃんと自分のなかでの牡牛座が育っていれば、「これをやったら後で苦しくなる」ということも理解できます。ので、快楽を追い求めながらも、その快楽の受容体としての肉体を大事にし、節度を守って生きていくことができるはず…です。

自己価値の育成

上記の内容をもっとざっくりと、抽象的に、あるいは心理占星術的に表現すると、「自己価値の育成」になります。
牡牛座は自分の資質を知り、価値観を明確化し、目の前のものに集中して取り組んでゆくことで、「自分の価値」をコツコツと積み重ねてゆきます。そうやって心身ともに「たしかな価値」を作り上げることが可能になるのです。「たしかな価値」を持つ牡牛座は安定感に満ちていて、やがて、その姿は周りのひとびとにも安心感を与えてゆくのでしょう。
ゆえに、牡牛座のテーマは「自己価値の育成」になります。

ところで、私は一人焼肉が好きなのですが、これは非常に牡牛座的な行為だと思います。
自分の好きなお肉を、だれにも奪われず、自分の好きな焼き加減で、じっくり味わう――。
一人焼肉なら、持って生まれた感覚をフルに使い、自分がなにが好きなのか知り、他者に脅かされることなく自分の好きなものを享受することができます。そして、だれもが持っている「牡牛座的な側面」を育てることができます。

牡牛座を育てることは、創作活動をする上での根っこ固めにもなります。
お肉好きの創作家さんは、牡牛座力(あるいは金星力)を高めるために一人焼肉に行ってみてはいかがでしょうか?
楽しく談笑する家族連れに囲まれて、創作について想いをはせながら、じっくりと肉を焼くのはとても楽しいひとときです。

でも、脂が飛ぶので、ノートや資料を広げることはオススメできません。
作業をする場合は、おとなしくおいしい飲みもののあるおしゃれな喫茶店にでも行きましょう…。

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